暗礁に乗り上げる

triangle.jpgや〓、1ヶ月近くも放置モードにしていました。放置していたわけではなく「書けなかった」のです。どうして書けなかったかと言うと、次男Bからわかりそうで、わからない質問をもらっていたからなのでした。そして、意地になっていたけれどやっぱりわからない。

質問は、ビリヤードやボーリングの卓上ミニゲームをしていたときのこと。
どうして、ビリヤードとボーリングの形同じなのっ!おしえてっ。その形がこの図なのです。で、全然これが明確な回答がわからない。
ボーリングは昔ナインピンズ(nine pines)と呼ばれ、その通り9ピンを倒すゲームだったのですが、アメリカで10ピンになって今の形になったそう。

高知のボーリング場かつらしまボールのボウリング豆知識にわかりやすくまとまっています。

 木で出来たボールとピン状のものが、紀元前3000〓5000年と思われるエジプトの墳墓から発掘され、ロンドンの博物館に展示されています。ボウリングの原型と思われる柱を倒す遊びは、古代からあったものと推測されています。
もともとは農耕儀礼に行われていたようですが、中世のヨーロッパでは木柱を邪悪なものとみなしてそれを石を転がして退治する宗教的な儀式から発展し、ボウリングの前身といえる「九柱戯(ナインピンズ。木柱が9本)」が行われていました。宗教的儀式に由来することは、16世紀に宗教改革で有名なマルティン・ルターがボウリングのルールをつくったとされていることからもうかがえます。
 15世紀のロンドンでは、屋外で行われていたボウリングが、屋内で行われるようになりなした。17世紀にはオランダ人の移住でアメリカ大陸に伝わります。ヨーロッパにおいても、アマディウス・モーツァルトが「九柱戯変ホ長調 K498」と言う作品を残すほど人々の心を捉えていました
 アメリカに渡ったボウリングですが、人々が九柱儀に夢中になり、賭博行為なども行われた為に、19世紀半ばにはコネチカット州ニューヨーク州などで禁止令が出されました。

 ジョセフ・サムという人が、9ピンではなく10ピンならば禁止令に反しないだろうと考え、現在のようなテンピン・ボウリングが生まれた、と言う説もありますが、これはアメリカ人特有のジョークと考えられています。

 1895年に創立されたアメリカンボウリング協会(ABC)によって、次々と規格やルールが定められていき、現在のボウリングが確立していきました。
 1946年には自動のピンセッターが出現し、第2次世界大戦後、ボウリングは特にアメリカを中心として盛んになったのです。

でも、なんで三角の形に並べるのかはわからないのです。私が勝手に思うに、ボールに向かってとんがっている三角の形状が、効率よく沢山のボールを動かす形状であり、と同時に色々なボールの散らばりパターンを楽しむことができるから・・・・という結論しか思い浮かびません。

今回は、敗北です(泣)。

探していたら、ビリヤードの玉のぶつかりを非常に力学的に解説しているページおもしろBilliards工学というのを見つけました。慶応大学のけんいちさんのサイトです。ただただすごいに尽きます。でも高校レベルの物理できちんと説明されています。しかも良く説明の図をつくったなと感心。